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January 17, 2005

『李歐』高村薫

李歐.jpg

【内容紹介】
李歐よ君は大陸の覇者になれぼくは君の夢を見るから――
惚れたって言えよ――。美貌の殺し屋は言った。その名は李歐。平凡なアルバイト学生だった吉田一彰は、その日、運命に出会った。ともに22歳。しかし、2人が見た大陸の夢は遠く厳しく、15年の月日が2つの魂をひきさいた。『わが手に拳銃を』を下敷にしてあらたに書き下ろす美しく壮大な青春の物語。

ハイ!惚れました!まず「美貌の殺し屋」の時点で惚れました!実際に美貌の殺し屋が居たらその時点で逃げますが、コレハ小説なのでよいのです。

内容はまさしく美しく壮大な青春の物語なのですが、李歐と吉田一彰の友情がこれ以上ない程熱すぎて、こういう男同士の友情はありえるのかしら?と男の人に聞いてみたくなりました。女性作者ならではの男の友情の描き方なのかなと思いましたが、リアリティがあって美しければよいのです!

先日3チャンネルのETV特集 「阪神淡路大震災から10年・作家・高村薫・思索の旅」で阪神淡路大震災を経験してから、今まで書いてきたような小説に興味が無くなったというような事をおっしゃっておられました。小説よりも普通に生活している人々の人生の方がより重いと思われたのでしょうか。これからも地道に一生懸命生きている人々の物語を自分の信念に従って描きたいと語っておられました。

どんなに作風が変わろうとも、これからも今後の作品を楽しみにしております!

李歐/高村薫 講談社文庫 価格(税込)750円

投稿者 hon-no-mushi : January 17, 2005 5:16 PM

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